昨日、サーティホール多目的小ホールで市民劇団「えん」の公演に。
劇場の子どもたちが8人も出演している。
この公演がデビューの2人も含めて、子どもたちみなよく声が出ている。
傑出しているのは脚本かもしれない。
もりだくさんなテーマを上手く整理しながらつないで、ダレずに進めている。
子沢山の三世代同居家族で、父親は単身赴任という設定は上手く逃げ込んだなぁと最初は思ったけれど、単身赴任の夫を持った嫁姑の環境って、あるよね〜
絶対相容れない他人の姑だから腹もたつけど、やさしくもなれるのかも…。
場面転換や音響にも工夫が見られて、見ごたえがあった。
脚本演出も劇場のお母さんだ。
彼女は大学時代学生劇団にいたのだろうか?
少ない装置や狭い舞台を上手く使ってテンポがいい。
学生演劇の感じは否めないが、素人だって子どもだって十分に仕事をしている。
中でも、お隣の女の子の役をした中学生に光るものあり。
閑話休題、ワタシは学生劇団だろうと、市民劇団だろうときちんと作品を見る習慣ができてしまっているので、シビアに作品に対峙してしまう。
あ!いっちゃんががんばってる!とか、はるちゃんがとちった!とか思わなくちゃいけないんだろうけれど、それぞれの仕事ぶりをまず見ているワタシがいる。
はねてから、上演時間の長さに驚く。ゆうに70分、大作であった。
観客には「あんなにようけのセリフ覚えて偉いねぇ〜」という声しきり。
ふふふ、おたまの大学演劇でも父兄の第一声はいつもそうだったな…
「あんだけ台詞覚えられんねんやったら、うちの子もっとええ大学行けたんちゃうのん?」という母の声多数だったこと思い出した。
ワタシ?初めてのおたまの舞台の後は「ちゃんと声あてなさい!前向いて芝居しなさい!」とダメ出したような気がする…。
芝居観るのは得意?(笑)やねん。