昨日大阪府おやこ劇場連絡会の全体会。(劇場での総会にあたる)
この一年間の活動をまとめ、次の活動を見据える総決算の会議。
新しい年度を迎えるに当たり2劇場の退会・1劇場の閉会があった。
劇場の運営には会員数の増減 が大きく影響する。
会員数×会費×12(ヶ月)が運営資金のすべてである。
その中から私たちは会員一人当たり毎月25円の分担金を払って、大阪府おやこ劇場連絡会の経費や地方連分担金(例会企画の調整などの事務手数料?)をまかなっている。
その分担金の金額を変更(25円を22円に)する提案があった。
そこで、いろんな意見が出されて盛んな討議が続いたのだが、連絡会の成立を大切にするには、自分たちの劇場財政に直接影響する提案であるがゆえに、少し性急な意見が出て混乱した。
ただ、これからの大阪に一石を投じる 大きな変化を予感させる意見であったことは間違いない。
1劇場が意見表明すると、次々にいろんな劇場が意見を述べ始める。
面白かった。
けれど、最終的には波紋を投げかけた発言には賛同できる部分もたくさんあったが、まずは提案を認めるか認めないかに焦点を置くことを大切に考えたワタシは(いやわたし達の劇場は・・・かな?)日和見をした。 非常に不本意である。白黒はっきりつけたいヒトなので…。
波紋を投げかけた意見は予算を宙ぶらりんにして、臨時全体会に臨んでも時間が足らず不完全燃焼になる、しっかりした話し合いが全劇場間でなされない限り、決めてはいけないことであると考えたから…。
大阪府全体の劇場が集い 情報交換・学習・交流することで地域や沿線だけでなく大きな集まりとしての意見交換はやはり学ぶこと多い。
今回、私が学んだのは全会一致の方向性の大切さ。
大阪府おやこ劇場連絡会では、全会一致をみない限り前へは進まない、ということが大前提にある。
今回は異議が唱えられ、全会一致は難しい事態が生じた。
異議があったらどういう風な手筈をとれば全会一致の方向へ持ち込めるか?
提案があり、その提案について十分な討議を経て賛否を問うことは大切な経過である。
そして、すべからく提案は運営母体から提示され、そこへ委員を送り出した私たちが決裁する。
「何も決まらないまま、たくさんの繰越金を抱えての前年度通りの分担金になってしまったという結論」は自分の劇場に持って帰りたくなかったから、全会一致で予算を承認することはせず、申し合わせ事項改訂以来初めての「採決要綱」を使って、過半数ぎりぎりの承認にして矛を収めた結果となった。
そんなのおかしい!と思いつつも決算予算を承認したのは、なぜか?
そこにこれからの各劇場の課題がある。と明らかになったから…。
救いは昨日集った皆が大阪府おやこ劇場連絡会の存在意義を認めているということ。
波乱ではなく混乱でもない、次への大切なステップを踏んだ全体会であったと思う。
昨日のお弁当は・・・