お通夜のあとで、幼なじみ5人が会食。全員装束はまっ黒け。
亡くなったのはみんなをことのほかかわいがってくれた幼なじみのお母さん。
思い出話の花が咲く。
ふと、誰かが、思い出した「今日、君ハッピバースデイちゃうん?」
「うん、覚えとってくれたん?」
「40年以上前からそうやがな〜、みんなでお祝いしよう」
「ちと不謹慎か?」
「お通夜でも、お誕生日やったらそっちをお祝いしなさい!っておばちゃんなら言うよ」
おしゃれな韓流創作料理屋
かしきや福茂千のお店は、これまた幼なじみがオーナー。
で、たらふく飲み食いして、デザートたべよ!とオーダーしたら・・・。
お誕生日該当者のデザートプレートには、倍量のデザートにデコレーション、そしてロウソク。
だれかがチヂミをオーダーしたときに「すいませんそのチヂミにロウソク
53本立てたげてくれませんか?このおっちゃんのハッピーバースデーやねん」と小さな声でウケ狙いでつぶやいたのをお店の人は聞き逃さなかったらしい。
うれしい心づかいに、53歳5人がハッピーバースデーを大合唱(笑)
(なんかね〜おばちゃんがその辺で一緒にハッピバースデーツゥーユー!って笑いながら歌ってるような気がするなぁ。)
レジであらためて「オーナーに近いうちに会うから今日のこと必ず伝えます、本当に有難う!」と口々に言う5人。
なんか、いい夜やったね、お別れはさみしいけど、亡くなったひとの気配がず〜っとあるような・・・。