7月1日が今年の半夏生といつものスーパーで気づき、大慌てで蛸を買う。
おととい蛸を食べたやん!あ〜そうよねきゅうりと蛸の酢の物だった。
でも、なんでもいいからこの日はこれ食べるって決まってるものは食べとくねん!
大根では間に合わないので、小芋と炊く。
おいしいじゃないか!
で、なんで半夏生っていうか知ってるか?
カタシログサの葉っぱが半分白くなるから、半分化粧してるみたいやろ?だからやねんで…。
とライダー夫。
うんうんそうだけど、夏至から数えて11日目のこの日までに田植えしてしまわなあかんよ!
という農家の戒めがあって、なぜか蛸をたべるらしい。のほうやろ〜今日の蛸は…。
我が家では、おせち料理に始まり、七草粥、節分、初午、ひなまつり、お彼岸、端午の節句、たなばた、土用、お盆、お月見、冬至、クリスマス、年越しそばなどなど、食にまつわる季節の料理はなるべく作ったり食べたりする。
女の子がいるから、先々何も知らないと恥をかくより、知ってるだけで荷物にならへんから教えておきたい。
今どきそんなことどうでもいい。という人もたくさんいるけれど、知らないより知ってる方がいいじゃない。
ワタシの母はけっこうラディカルで急進的な考えの人だが、きちんとお節句やきっしょきっしょの料理は作って食べさせてくれた。
わが子が健やかに育つように、迷信だろうとただの言い伝えだろうとできるだけ食べることは大切にしたいと考えていたのだろうか…。
おせち料理もお雑煮も、もうそんなにしんどいことやめといたら…とライダー夫もいうけれど。
娘には、やっぱり本ではなく自分の舌で覚えておいてほしいと思う。
何もあげられないけど、おいしいものは食べさせておきたいとずっと思っている。
なるべく好き嫌いのないように、はじめて食べるものにも臆せず挑み、創意と工夫を怠らない食生活を送ってほしいと願っているから。
でもね、非常に保守的で好き嫌いが多くて変ったものは食べたくない人が約1名。
いずれ近い将来 2人で暮らすとなると、通り一遍のありふれた食卓になるのだろうか…。
げんなり!
あれもこれも食べられなくなるのね、ワタシ。
好き嫌いがあるかないかはとっても大事よ。
一つや二つはあってもいいけど、たくさんあると狭〜いところで食べなあかんもの…。
と母が言ってたな。
食べ物だけにかかわらず、嫌いなものが一緒だと耐えられる。
たとえば色・柄・匂い・景色・かたち。